第11回目のインタビューは、CADのお仕事を辞めてフリーの仕事をしているKさんです。
病気を患って正社員の仕事を辞めることとなり、フリーの仕事をするようになったというKさん。
一般的なフリーターよりも稼いでいらっしゃるようですが、同年代の平均年収と比較すると少ないということから、給与面にコンプレックスを感じているようです。
現在のお仕事やご苦労について語ってもらいました。

記者記者

本日はよろしくお願い致します。


KさんKさん

はい。よろしくお願いします。


記者記者

早速ですが、現在おいくつですか?


KさんKさん

30歳です。


記者記者

それで、正社員をされていたのは、何歳から何歳までですか?


KさんKさん

22歳から26歳までの間です。


記者記者

どういったお仕事をされたたんですか?


KさんKさん

工業デザイン、CADの仕事をしておりました。


記者記者

月収はおいくらでしたか?


KさんKさん

毎月38万円ぐらいですね。年収にすると450万円ぐらいだったと思います。


記者記者

それで、どうしてそのお仕事を辞められたんですか?


KさんKさん

病気になってしまい、体調を崩したため、フルタイムで働くのが困難になりました。


記者記者

会社に所属したままで休職するのはお考えにはならなかったのでしょうか?


KさんKさん

所属していた会社に病気療養などを認めてくれるサポート体制がありませんでしたから、退職するしかありませんでした。


記者記者

それは残念でしたね。


KさんKさん

はい。就職してから数年は、あらゆることが順調でした。そのことを思い出すと、辛い気持ちになります。


記者記者

ご病気とのことですが、一体何のご病気にかかられたのでしょうか?


KさんKさん

言わなくてはいけませんか?


記者記者

いいえ。もし差し支えなければということで、質問させていただきました。


KさんKさん

あまり言いたくありませんので、ノーコメントでお願いします。


記者記者

わかりました。それでは、辞めた後は、どんな感じで就職活動されましたか?


KさんKさん

病気が続いていたので、就職活動はしませんでした。


記者記者

正社員のお仕事を辞めて、後悔していますか?


KさんKさん

特に後悔はしていません。20代で就職した時も漠然と一生はやらない仕事だろうなという予感はありましたので、仮に正社員を続けていても迷いがあったと思います。


記者記者

最初は順調だったのに・・・ですか?


KさんKさん

順調だからといって、その仕事が一生の仕事かどうかと言ったら別でしょう。


記者記者

仕事が好きではなかったということでしょうか。


KさんKさん

まぁ、そういうことですね。好き嫌いではなく、得意か不得意かで選んだ仕事でしたので。


記者記者

現在はどんなお仕事をされているんですか?


KさんKさん

Webショップの経営補助と、所属会社の販売している物についての定期的なワークショップ開催などを行っています。


記者記者

今の月収はおいくらですか?


KさんKさん

月給は残業込みで20万弱、時給1200円ほどです。


記者記者

それはフリーター・・・ではありませんね?


KさんKさん

フリーターというよりも、フリーという感じでしょうか。


記者記者

そうですよね。結構な金額、稼いでいらっしゃいますよね?


KさんKさん

本気で言っていますか?残業込みで20万円弱ですよ?正社員の頃の給料と比べ物になりません。


記者記者

フリーターとして働いていらっしゃる方のほとんどは、時給1000円以下で働いていらっしゃます。


KさんKさん

そんなの、その人に稼ぐだけの能力がないからその金額で納得するしかないだけでしょう。手に職をつけるなり、得意な仕事を探すなりすれば、これぐらいの時給のバイトなんてたくさんあります。


記者記者

なるほど。つまり、Kさんは今の稼ぎは少ないと感じていて、もっと増やしたいと考えていらっしゃるのですね。


KさんKさん

そうですね。同年代の給与水準より自分は相当低いのでコンプレックスを感じることもあります。


記者記者

今の仕事で辛いことはありますか?


KさんKさん

ボーナスがないため大きな買い物をするめどがなかなか付かない事です。それに、急にお金が入用になった時、ギリギリの生活をしているため余裕がないのは辛いです。


記者記者

給与面以外では、特に不満はないと。


KさんKさん

はい。自分の得意なことを自分のペースでできていますので、特に苦に思うことはありません。


記者記者

最後に、今後の目標や将来の展望について教えて下さい。


KさんKさん

web系の分野や自分の得意な分野で独立したいです。


記者記者

ありがとうございました。

得意を仕事にするという選択肢

今回のKさんは、いつもインタビューしている方々よりも少し特殊な方でした。

自分の得意なことをしっかりと見極め、好き嫌いではなく、「得意」を仕事に当てはめていくのは、とても合理的なやり方ですね。

得意なことが好きとは限らない・・・と言いますが、Kさんはこれにばっちり当てはまっているタイプのようです。

仕事と私情をはっきり分けて考えることができるため、仕事に対する不満が少ないのでしょう。

うまくフリーの仕事にありついて、自分のペースで働けているということも、仕事に対して給与面での不満が生まれない要因なのでしょう。

Kさん自身は現状に満足していらっしゃらないようでしたが、とてもうまく立ち回っていらっしゃると感じました。

自分の好きなことを探すことは難しくなくても、自分が得意なことを見つけるのは意外に難しいと感じる人が多いでしょう。

そのため、「現状のスキルでできる仕事」「好きな仕事」を選択肢にします。

一度、自分の得意分野が何かを見極め、それに関する資格取得などを目指して、フリーターでもそれなりに稼げる立ち居地を探ってみるのもいいかもしれません。